ROYの身にならない批評部屋

IT企業の社畜ROYが、思ったこと、ライフハックになりそうなこと(主にガジェット系)を綴るブログです。

PC業界の終わらない国産神話

みなさんこんにちは。

 

みなさんは自宅PCはどんなものを使っていますか?

ROYは自宅PCをMacBook Pro(Early2015)に変えてもうすぐ5年が経ちます。

Core i5のCPU、8GBメモリで18万円くらいのいわゆる吊るし(カスタムなし)のモデルですが、5年前のモデルにも関わらず今も割とキビキビ動いてくれます。

それでも先々のことを考えて、次のPCは何にしようかな、なんて調べてたらこんな記事が…

 

NEC PC、容量約1Lの超小型デスクトップパソコン - PC Watch

 

いやいや、10万円のデスクトップPCとしてはスペック低すぎない?

フェイクニュースかな?と思って公式ページにいくと…

ガチでした。

その名もDT Slim。これはMac miniのパクリですね(多分違う)

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しかしマジでNECどうしちゃったんだ…。

 

コスパ度外視のスペック(悪い意味で)

さて、冷静になってスペックを見てみましょう。

2020秋冬モデル LAVIE Direct DT Slim デスクトップPC |NEC LAVIE公式サイト

ホームページから持ってきたスペックがこれ。

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CPUがCeleronにメモリが4GB、さらにSSDが主流の現代でHDD…?

これで消費税入れたら11万近くするとか何かの冗談でしょうか?

というかこれ品切れになってるのかよ…。

 

ここで比較対象として、ドンキホーテで売っているノートPC「MUGA」のスペックを見てみましょう。

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MUGAストイックPC3|家電|商品紹介|ドン・キホーテのプライベートブランド(PB)「情熱価格」|驚安の殿堂 ドン・キホーテ

ストレージや細かいスペックには差がありますが、PCにおいて重要なCPUとメモリは今回のDT Slimと変わりません。

なおこのドンキのPC、税込21780円です。

通常は類似スペックであればデスクトップPCの方が安くなりがちなんですけどね…

 

え?ドンキのPCは色々しょぼいので比較としては微妙?

よろしい。ならば似たようなモデルのMac miniと比較しましょう。

Mac miniを購入 - Apple(日本)

Mac miniの最小構成はこちら。これで税込91080円です。

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モニタ・キーボードなど周辺機器は別売ですが、PCの基本スペックとしてはまあ価格に対して妥当。

というかこれくらいのスペックが今時「まあちゃんと動くよね」というスタンダードなんです。

 

 

ちなみに今回のDT slimはいくつかグレードがあり、吊るしの最上位モデルはこうなります。

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えっと…4GBメモリじゃないと死ぬ病気にでもかかってるのでしょうか…?

むしろCore i7をこれで動かすの…?

 

と思ったらカスタムできるらしく、メモリもこんな感じでカスタマイズできます。

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これなら最初から吊るしで8GBメモリ積んでくれればいいのに…

まるでアリバイ作りみたいな売り方ですね…

 

結局は利幅を得たいのか

これって有り体に言って、

「同じ価格帯で比べると他社のPCに性能で劣ってまーすwサーセンw」

「買い替えサイクル短くしたいから最小構成はしょぼくしまーすw」

て言ってるのと同じなんですよ。技術立国と呼ばれた日本メーカーの名折れ。

別に、いいものを高い価格で売るだけであればいいんです。

  • 明らかに低性能のPCに日本ブランドを冠してそこそこ高い値段で売る
  • 最小構成でも先々を見越したスペック(もしくは買い替えやすい価格)にしない

こういうところに、消費者への悪意を感じます。

もちろん、色んなコストが掛かるのはわかりますが、結局は利幅を得るためのモデルなのかなとは思います。

 

いまだ残る国産神話の怖さ

先程のスペック画像でも見えましたが、なんと最安モデルは品切れになっています。

そう、おそらくまあまあ売れてるんですよこれ…。

「日本製だから」「保証があるから」みたいな感じで売れているのかなとは思います。

結局は、PCが普及してからこのかた、日本の人口のボリュームゾーンとも言える中高年・高齢者に、まともな情報リテラシーが得られる機会が少ないことが原因なのかなと思います。メーカーも、買ってくれそうな人が多いと踏んで(むしろ小馬鹿にして)いるからこそ、売ってるんですからね。

別に国産品を買うこと自体はいいのですが、それだけで脳死にならず、しっかりとスペックを吟味して出すもの(お金)を出すorコスパのいい外資系のPCを買う、といった買い方をしないと、この先もコスパの悪い製品ばかり作るようになって、国産品の質そのものが落ちていく気がしてなりません。

 

テレワークの普及は目を覚ますきっかけ

こういった事態に対する一縷の望みが、皮肉にもテレワークなどの新しい生活様式。

いやでもPCのスペックに目がいくようになります。

仕事でなくても、オンライン飲み会や色々なものをネットで申し込んだりするようになる中で、

「うちのPCなんか動き鈍くない?」となるはず。

だって4GBメモリなんてウインドウズ10ならOS動かすので精一杯のメモリですよ?

ともあれそういったきっかけで、性能に興味を持ってくれるユーザーがもっと増えれば、メーカーの売り方やものづくりの姿勢にもきっと変化が見えてくるはず、というかそうあって欲しい。

 

 

それでも「DT slim」を買うならカスタマイズモデルを買ってください。マジで。

ここまで読んで

「それでも私はスリムなデスクトップPCが欲しいんだ」

「NEC大好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

みたいな方がいるなら、どうぞ好きにしてください

でも、これはお願いです。最小構成のモデルは買わずに、せめてCPUとメモリはカスタムしてください

(できればHDDもSSDに変えてください)

ちなみにROYの選んだカスタムモデルだとこうなります。

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値段はこちら、税込だとほぼ20万円くらいになります。

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もし高いと思っても、これだけ出せば長期間使える国産のPCが手に入ります。

少しでも買ったものを長く使いたいのであれば、是非ご検討いただきたいです。

そしてこういうモデルを買う人が増えれば、国産PCの高性能化も進みます。もはや買うだけで社会貢献ですね。

でもROYは買いません。だってこれ超絶コスパ悪いもん。同じ値段出すなら普通にHPかASUSのノートPC選びます

 

 

それでは今回はこの辺で。

つらつらと長文を書いてしまいましたが、みなさんのPCライフがより豊かになることを願ってます。

ではまた( ^_^)/~~~