ROYの身にならない批評部屋

IT企業の社畜ROYが、思ったこと、ライフハックになりそうなこと(主にガジェット系)を綴るブログです。

MatePad Proが勿体ない端末になった理由

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みなさんこんにちは。

iPad Proを買った興奮ですっかり忘れてましたが、先日HUAWEIから「HUAWEI MatePad Pro」(以下MatePad Pro)が発売されました。

スペックを見て、家電量販店で実際に触って、いろいろ思うところがあったので今日はそれを書いていきたいと思います。

 

HUAWEIタブレット界でも強豪

まず、HUAWEIという企業がどんな企業なのかおさらいしていきましょう。

HUAWEIは、中国トップのテクノロジー企業で、通信機器を中心に世界でも高いシェアを誇ります。

特にスマートフォンは、ローエンドからハイエンドまで様々なモデルを精力的に出しています。

 

そんなHUAWEIタブレットですから、当然、業界を席巻…まではいきません。

だってiPadがありますから

ただ、HUAWEIは他のメーカーが撤退しても、「MediaPad」シリーズという低価格帯のモデルを中心に踏ん張ってきました。

 


 

このMediaPadがコスパを求めるユーザーに受け、また携帯キャリアでも度々売られることから、iPadが猛威を振るう業界でもシェアを維持し続けました。

今ではAndroid系のタブレットではほぼ一強です。

 

 

 

破格のスペックに破格の値段

さて、そんなHUAWEIがまさに渾身の力を使って生み出したのが、このMatePad Proです。

CPUにHUAWEI史上最強のkirin990を積み、メモリは6GB、ストレージは128GBといきなり最高クラスの性能を突っ込んできています。

サイズは10.8インチ、別売りでキーボードとペンシルもある…

 

これiPad Proじゃん

 

とまあ誰もが思うことを言ったところで、価格の発表です。

なんとお値段税込65780円。

え、聞こえなかった?

税込65780円ですよ。

安すぎ…同じスペックのiPad Proが税込93000円くらいなので、単純に3万円弱違います。

というかその価格差で、ペンシル(10,890円)とキーボード(16280円)も余裕で買えてしまうのです。

恐るべしHUAWEI

(ちなみに家電量販店で試したキーボードはsmart keyboard以上Magic Keyboard未満の打ち心地といったところ。

こちらの値段は割と適正価格ですね)

 

 

立ちはだかるGoogleの壁

さてこのMatePad Pro、ここまではかなりいい端末なのですが、一つ大事な問題が…

冒頭の画像にこんなアイコンがありましたよね?

 

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そう、このMatePad Pro、Androidベースで作られてるだけで、Googleの認証を受けていないので、Google play Storeが使えないのです。

つまり一般的なAndroidアプリがインストールできません。

 

アプリケーションをダウンロードする場合は、「HUAWEI App Gallery」というアプリストアからインストールする必要があります。

が、やはりGoogle play Storeに比べると品揃えはまだイマイチ。

その上、認証を受けてないくらいなのでそもそもグーグル系のアプリは今後も使える見通しが立ってない始末。chromeYouTubeのアプリが使えないのは痛い…

ここは米中貿易戦争の被害者ともいえなくもないですが、そもそも創業者が元人民解放軍、経営者が複数パスポート持ってアメリカに滞在、情報を抜き取っている疑惑、などなど、それなりに叩けば埃の出そうな企業であることも事実。そりゃあトランプのみならずユーザーにも敬遠されます。Googleもトランプから言われた、というよりはそういった点を警戒したのでしょう。

 

どうせなら振り切れるべきだった

価格差はあるものの、こういうデバイスはソフトウェアによる拡張性も勝負を分ける要因になります。

特に制約無くアプリケーションを入手できるiPadと、前述の通り規制が原因で使えるアプリに制約のあるMatePad Proでは、正直言って勝負になりません。しかも、その規制が緩和されるか否かはGoogleのさじ加減次第ですが、しばらく変わりようがありません。

ならばHUAWEIはこのMatePad Proを売るためにどうすべきだったのか。

ひとつの対策としてはシンプルで、もういっそ価格をiPad Proと同じくらいにしてもっとマシンスペックを盛りに盛れば良かったのではないでしょうか。

今回のMatePad Pro、ワイヤレス充電が付いている点以外はほぼiPad Proと競合しているのです。そうではなく、例えばメモリを12GBにしたり、ストレージを512GBにしたり、などなど。HUAWEIの得意分野であるカメラを強化してもよかったかもしれません。

流石にそうなれば、「Appleの製品は高品質でいいんだよ」と言っている信者たちにも振り向いてもらえるかもしれません。

同じスペックでも「HUAWEIの方が安くてコスパいいじゃん」と思う人は、そもそも6万以上出してタブレットを買わない人たちです。

いい商品なのに、販売戦略と実ニーズがずれている、というのがROYの率直な印象でした。

 

 

今回はこの辺で。

結構毒を吐きましたが、トータルで見ればかなりいい端末であることは確か。

一応、本体とキーボードは以下にリンクを貼っておくので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ではまた( ^_^)/~~~